余裕を持って働けるサポートエンジニア

プログラマーやシステムエンジニアなどのIT技術者の仕事は、忙しい職業が珍しくない。
そのようなIT業界の仕事の中で、比較的安定したスケジュールで働ける種類には、サポートエンジニアの仕事が挙げられる。
この技術者の職業は、顧客からの問い合わせに対して技術的なサポートを行う事が主な業務内容になる。
個人のユーザーやあるいは企業から電話などによる問い合わせに対し、技術的なアドバイスを行う。
この仕事は、ソフトウェア開発のような納期が存在しないため、仕事が徹夜になるなどの心配はない。
ただし、質問に対して適切な答えを提供する迅速な判断力は必要になる。
そのため、多少難しい専門的な質問に対してもすぐ答えを返すことができるよう、幅広い知識が要求される。

また仕事のスケジュールは安定しているものの、時には対応に忙しい局面もある。
サポートに関連する製品やサービスに不具合が見つかった場合、その対応に追われる場合がある。
ユーザーなどからの問い合わせ量に対してサポートスタッフの数が少ない職場では、一人当たりのスタッフの負担が大きくなり仕事が忙しくなってしまう。
それでもソフトウェア開発の現場に比べれば、スケジュールに余裕を持って働ける職場が多い。
あまり徹夜で働きたくないという技術者には向いている種類の職業である。
一方で、専門的なIT技術が身に付きにくいというデメリットもあり、サポートエンジニアの仕事を選ぶかどうかは総合的な判断を必要とする。